大多数の人が認知しているといっても過言ではないローソンの「Uchi Cafe SWEETS」。これブランディングを手掛け大ヒットへと導いた柴田陽子(しばた ようこ)さんの実家は、元々お金持ちだったとか。その柴田さんが「日曜日の初耳学」に林修先生の熱烈オファーで登場するという事で、彼女の経歴や著書、夫や子供の事を調べてまとめてみました。
柴田陽子の実家はお金持ちだったのか。
柴田陽子さんの実家は元々、神奈川県・葉山の坂の上に立ち、大型犬を常に2、3頭飼っていても余裕という庭がある立派な一軒家で、経営者の父親、専業主婦の母親のもと2人姉妹の長女として育ちました。
中学・高校はキリスト教系の清泉女学院中学高等学校を卒業(40期卒)。何不自由ない恵まれた環境に育ち、絵に描いたようなお嬢さまだったそうです。
しかし柴田さんが25歳の時、父親が事業に失敗し、莫大な債務を負い一家は、白くて汚いバンを1台与えられ持てるだけの荷物と一緒に家を追い出されます。
夜逃げのように逃げた先は鍵もろくにかからず、いきなり誰かが入ってきてもおかしくない部屋で、見たこともない光景に、手足も震えるほどだったと彼女は振り返ります。
柴田さんの父親の会社がどういった職種だったか等の情報は出てきませんでした。
彼女自身、未だあまり当時の事を人に言う事はほとんどなく、実家近辺には20年以上経った今でも行けていないとか。
それどころか、当時自分たちに起こった本当の原因をいまだ父親に聞けていないほどだそうです。
自宅を追い出された日、50人ほどの強面の男達に囲まれた父親が土下座していたとかで、強烈なショックを受けたことが分かりますよね。
柴田陽子さん自身は既に外食企業に就職しており役員秘書として働いていました。初めの3年間は秘書での勤務でしたが、上司の「やってみなよ」の助言をきっかけに、シュウウエムラ・ネイルブティックをオープンさせ、その後、人生の転機となった麻布十番レインボーロールスシをオープンさせます。
柴田陽子の経歴・著書。
ブランディングとは?
柴田陽子さんの「ブランディング」という仕事は一体どういったものなのでしょうか。
「ブランド」というのは、イコール「高級品」という事ではありません。
簡単に言えばある商品を別の(類似した)商品から区別するための一連の要素。商品のデザインやシンボルマーク、ブランドロゴ、商標、名称、キャッチフレーズ、記号など、様々な要素が組み合わさってブランドを形成します。
そして、その「ブランド」を消費者に認知させ、市場におけるニーズを知り自社(製品、商品)の強み・ポジションを明確化するのが「ブランディング」という活動だそうです。
例えば「ちょっとおしゃれな雰囲気の中でゆったりコーヒーを飲みたい」という時、真っ先にスターバックスが頭に浮かぶといった事も「ブランディング」の成功例だそうです。
企業が目的とする「ブランドのイメージ」が「消費者のイメージ」とピッタリ合うという事が「ブランディングの成功」という事になるのでしょう。
柴田陽子の職業経歴
・「レインボー・ロール・スシ」(企画から開店まで手がけ大ヒットした麻布十番のレストラン)の開業プロジェクト(現在は閉店)
・ローソン「Uchi Cafe SWEETS」パッケージデザインの力で、コンビニスイーツの大躍進の一翼を担う。
・「東京會舘 3代目新本舘」 総合ブランディング・料飲施設プロデュース
・「東急プラザ渋谷」建て直しに伴うリニューアルオープンに際し、新生東急プラザ渋谷のマスターコンセプト開発を担当し、一棟まるごと成熟した大人に向けた商業施設を提案。
・「渋谷Hikarie」の、6F&7Fレストランフロア「dining6」「TABLE7」をプロデュース
例を挙げ出したらきりがないですが、どれも大手で大きなお仕事ですね。
柴田陽子の著書
本は何冊か出版されていますが、私が読んでみたいなと思っているのがこの一冊です。
→Amazon.com
柴田陽子さんが自身の事務所を立ち上げてから20年経ちますが、一度も営業活動をされたことがないそうです。
「ちゃんと結果を出せば、必ず次の声が掛かる。」の一心でやってきたとか。
その「結果」はどうすれば出せるのか?これが誰もが知りたい事ですよね。
キーワードは「想像力を働かせること」
例えば、柴田さんが仕事相手に少し無理なお願いをしたいとき・・・
人に頼るという行為は「お金」と「時間」と「心」のバランスだと思っていて、たとえば「○○さんを紹介してください」とお願いするとき、それによって相手はどれくらいの時間やお金、心を消費するか、私はそのことをかなり具体的に想像します。
——たとえばどのように?
柴田:もし、相手が今週末空いていることがわかっていて、日曜日の午前中に動いてもらえば解決するお願いであれば、「この前の日曜日、陽子ちゃんのために潰れちゃったんだから〜」って相手が楽しそうに話すところまでイメージできてはじめて、日曜日の3時間を使わせてもらうお願いをします。
一方で、分刻みで動いているような方にとっては、電話一本かけていただくだけでも大きな負担になります。そのような相手にお願いをするときは、そのまま転送できるメールの文面を作って、「このメールの転送をお願いできないでしょうか」と頼んでみます。それだけなら1分もかかりませんから、相手の状況をよく想像して、その人に頼ってもいい「ギリギリのライン」を考えるようにしています。
引用元:ウートピ
これは一例にしか過ぎないですけど、これを読んだ時に「そこまで考えなくてはダメなのか」と感心しました。多少なりとも誰でも先の事は想像するけれど、トップに立つ方は先の先までしっかり考えているのだなと。
自分自身が後一歩足りないと感じました。この柴田陽子さんの思考回路はビジネスだけでなく日常の人間関係でも役に立ちますよね。
要するに「相手以上に相手自身の事を考える」「その思いやる気持ちが大切」それを徹底的にやるからこそ、彼女は顧客に喜んでもらい新たな仕事を呼び込んでいるのではないかと思います。
柴田陽子さん曰く仕事の本質は、「自分がどうなりたいか」ではなく「相手のために何をするか」
柴田陽子の夫は?子供はいるの?
柴田陽子さんはご結婚されており二人の息子さんがいらっしゃいます。
ご主人の職業など詳しいことは分かりませんでしたが、陽子さんのお仕事を応援してくれる存在のようです。
ご主人の義母も昔からキャリアウーマンなので、夫は母親や妻が働くのが当たり前の環境で育っているからか、家事・育児にはとても協力的だそうです。
それでもやはり夫に対する気遣いは気をつけているのだとか。
- 共働きだとコミュニケーションが取りづらいためラインで細かい事も連絡を取り合うようにする。
- 「ありがとう」の感謝の気持ちを常に伝えるようにする。
- 子どもにお父さんの良いところを話す。悪いことは話さない。
- バッグや靴、服など、自分が欲しいものを買うときは必ず夫の分も買うようにする。
喜びを共有する。
柴田さんのご主人のように女性が働くことに理解のある男性なら、協力してもらえるかもしれませんが世の中の男性全てがそうとは限らないですよね。
そういう場合はよくよくパートナーと結婚・出産のタイミング・仕事への理解をしっかり話し合う事が必要であきらめずに問いかけていくことが必要とおっしゃっています。
柴田さんの場合は「世の中には家事・育児は妻の仕事と考える男性もいるようですが、私はまずそういう人は好きにならないです。
今の時代、子どもを健康に育てるには夫も妻も互いに自立していないといけないと思うし、それには男女問わず、互いの努力が必要だと思います。」と明言されているので付き合う前にバッサリといった感じでしょうか。
まぁでも、既に結婚されている方が最初は専業主婦でと思っていても、生活していたら気持ちが変わる事もありえますよね。私も互いを思い合ったコミュニケーションは絶対必要だと思っていますので、話し合いながら互いに折り合いをつけれる線を見つけていくしかないですよね。
長男の珠くんは昨年春に小学校を卒業し現在、イギリスの学校に留学中。珠久の珠という字。は中国の漢字では、「宝物」という意味があるそうです。このことを知って、この名前をつけたそうです。
次男の琴くんは珠くんより2学年下の小学生で性格は3枚目タイプとの事。
まとめ
柴田陽子さんは神奈川県の葉山に実家があり、絵にかいたようなお嬢様でしたが、25歳の時に父親が事業に失敗し家族共々家を追い出されてしまいます。
しかし、既に外食企業で役員秘書として働いていた柴田さんは、人生の転機となった麻布十番レインボーロールスシをオープンさせ大成功させるというチャンスをつかみます。
その後、独立し柴田陽子事務所(通称 シバジム)を立ち上げ数々の大きな仕事で大成功を納めます。
そんな大きな実績を残してきた柴田陽子さんの著書「成功者の思考回路」はビジネスだけでなく日常の人間関係を見直すきっかけを与えてくれます。
柴田さんの仕事を理解し協力的なご主人と二人の可愛い息子のおかげで、彼女は仕事に力を注げるのだと感じました。
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