FIBA バスケットボールワールドカップ2023が8月25日に開幕します。日本代表メンバーの河村勇輝選手は春に右大腿二頭筋を損傷し心配されていましたが、現在、100%でプレー出来る状態に戻っているとあって活躍が期待されています。身長が172cmとバスケットボール選手としては小柄な河村選手ですが、俊敏なプレーがめちゃくちゃ格好いいんです。今回はそんな河村勇輝選手の詳しいプロフィールに彼を支えて来た家族の事、どんな環境で育ったのかなど調べてまとめてみました。
河村勇輝(かわむら ゆうき)のプロフィール
生年月日 | 2001年5月2日 |
身長 | 172㎝ |
体重 | 72㎏ |
出身地 | 山口県柳井市 |
血液型 | B型 |
出身校(中学校) | 柳井中学校 |
出身校(高校) | 福岡第一高校 |
出身校(大学) | (プロ入りのため)東海大学2年で中退 |
所属 | 横浜ビー・コルセアーズ |
河村勇輝選手は父親・母親・姉二人の5人家族です。
ご両親はお二人とも教師であり、小さい頃から勉強はしっかりさせられていた。
小学2年生の時にミニバスケットボールチームに入団するまでは、広島東洋カープファンの野球少年だったそうです。
地元の野球チームに入ろうと野球グッズを買いに行った際に、野球よりもバスケットボールのユニフォームに惹かれ、あっという間にバスケットボールに転向する事になる。
柳井中学校時代にはキャプテンとして最終的に県大会、中国大会を突破して全中出場を決め、予選リーグを勝ち抜き、目標としていた全国ベスト16進出を果たす。
そして何度も日本一になっている全国屈指の強豪校・福岡第一高等学校の井手口孝監督より誘いを受け、同校に入学。
プロ入りのため東海大学を2年で中退後、横浜ビー・コルセアーズに所属。
バスケットボールワールドカップ2023で日本代表最年少メンバーに選出される。
河村勇輝の父親
河村勇輝さんの父親・河村吉一(よしかず)さんは勇輝さんが進学した柳井市立柳井中学校の教師でありバスケ部の顧問でした。
河村が入学したころの柳井中バスケ部は、県大会で1〜2回勝てるくらいの実力のチームだった。父は同中の教員で、バスケ部の顧問。
引用元:Asics
吉一さんの部屋には数多くのNBAや国内バスケに関するビデオが並んでおり、小学生の勇輝さんは毎晩その映像を見て眠りについていました。
父親の吉一さんはご自身はバスケットボールが元々好きでしたが、子供にそれを押し付けるような事はなかったようですね。
勇輝さんが野球に夢中になっているときは父子のキャッチボールが日課だったように、子供がやりたい事をやれるような環境作りに徹底していたようです。
河村家の方針は両親が教師という事もあって「勉強第一」。スポーツや部活はあくまで勉強の「付属」であるという考え。
河村勇輝さんはバスケ部のスタメンでありながら、週に3回学習塾に通い、行内テストでは約200人中1ケタ台の順位をキープ。
塾と部活の両立に、どちらも結果を残す事は並大抵ではありませんよね。
ご本人も「めちゃくちゃ辛かった」とおっしゃっています。
思いっきり勉強できるように、思いっきりバスケットボールに打ち込めるように。勉強もスポーツも環境作りを大切にする。
河村家の敷地は広かったようですが、そこにバスケットボールがいつでも出来るようにと父親がバスケットコートを作ったり家庭用のナイター設備も整えてくれた。そして雨の日にはブルーシートを被せ、雨が止んだらブルーシートを外して、いつでもバスケットボールが出来るようにしてくれていたという。
親から強制されたことは、一度もない。
河村選手のご両親は教育にきびしい人だけれども、子供の自主性を重んじるご両親だったそうです。
父親の吉一さんは中学のバスケの顧問もしているが、「ああしろ、こうしろ」とは言わず、試合の後などに「練習したところが、今回出来ていたね」と褒めてくれる。
それが勇輝さんのモチベーションにつながっていたそうです。
「どうしたらこんな勉強もスポーツも頑張れる子供になるの!?」と思ってしまいますが、やっぱりご両親の影響ですよね。
親が望む道でなくともこどもが「やりたい!」と望んだら全力で応援する。
簡単なようで簡単ではありません。多かれ少なかれ口出ししてしまう事は私にも経験があります。
その度に、子供のやる気を削いでしまうのです。私の息子にもやっと夢中になる事が出来て嬉しい反面、心配な事も多々有ります。
けれども呪文のように「口出ししない。口出ししない。」と唱えています(笑)
河村勇輝の母親
父親の吉一さんと同様、勇輝さんの母親は教師です。どこの学校かなど詳細は不明ですが、父親と同じく勉強とバスケットボールの両立を見守ってらっしゃったのではないでしょうか。
「コートに入る際に一礼する」というのもご両親のアドバイスから始めたもの。
厳しいけれども、それ以上にご両親の愛情をしっかり感じ取り、受け止めてきた勇輝さん。
双方の信頼関係が素晴らしいですね。
河村勇輝の兄弟
河村勇輝さんには姉が二人います。地元の進学校を経て早稲田大学へ。
勇輝さんも元々は姉二人が通う進学校に行き、教育系の国立大学に進学して、体育の先生になりたいと思っていたと答えているように、姉二人を尊敬しているのが感じ取れますね。
姉が2人いて、僕は3人姉弟の末っ子です。家族5人みんなすごく仲が良いんですけど、姉はすごく勉強をやっていて、今は早稲田大学を卒業しました。
引用元:BASKET COUNT
河村勇輝のまとめ
8月25日開幕のFIBA バスケットボールワールドカップ2023で日本代表最年少メンバーとして選出される。
河村勇輝さんは教師である両親二人と早稲田卒業の優秀な姉二人の5人家族で、幼少期から学業とバスケットボールを両立。
両立できたのは河村勇輝さん自身の努力はもちろんの事、ご両親が勇輝さんがバスケットと勉強それぞれに打ち込める環境を整え、子供の自主性を尊重した教育方針の賜物である。
彼のコート内でのスピードやあっと驚くようなパスがワールドカップでも見れるのかなと思うとワクワクしますね。
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