東京・渋谷駅のシンボルであるハチ公が今年、生誕100周年を迎えるそうです。
そしてその渋谷で毎年秋に行われる「渋谷芸術祭」の一環として、11月12日限定で世界的アーティストの西野達さんが手掛ける「ハチ公のベッドルーム」はハチ公銅像を囲むように出現させるというものです。
「え!?どういう事?」ってなりますよね。
今回は11月12日の【情熱大陸】で西野達さんが出演されるという事で、彼のプロフィールをwiki風に紹介と過去の作品がどんなものか。
こういったアーティストの方ってどれくらい稼いでいるのか年収についても調べてまとめてみました。
西野達(にしの たつ)のwiki風プロフィール
生年月日 | 1960年生まれ |
出身地 | 愛知県名古屋市 |
学歴 | 武蔵野美術大学 絵画科修了後、 ドイツのミュンスター 芸術アカデミーで 彫刻を学ぶ。 |
住まい | 現在は、ドイツ・ベルリンと東京都渋谷 |
幼少期は人と同じことをするのが嫌いで、学校で整列して歩きなさいと言われると反対方向に歩いて行ってしまうような子供だったそうです。
そんな少年が、唯一自ら希望して3歳の頃から絵画教室に通わせてもらったそうです。
オバQばっかり描いてたんだって。
オバQ知ってますか?藤子不二雄さんの漫画。
私が持ってるオバQの一コマ目はどんなかなと思って見たらこれだった 強引な導入すぎる pic.twitter.com/7CxfjsKMdj
— ムグラシ (@fkgwfkgw) November 1, 2023
武蔵野美術大学を卒業後、とにかく日本から出たくて、たまたま求人しているのを知ったドイツ・デュッセルドルフのお寿司屋さんで働くことを即決。
ご両親にはなんと事後報告だったそうです。働きながら学校へ通い、それから20年以上ドイツを中心に活動されています。
西野達のハチ公アートにかける思いとは?
今回ハチ公が生誕100周年という事で、ハチ公をテーマに西野達さんに依頼したのかと誰もが想像しますよね。実際、そうなのかもしれません。
しかし、実は10年近く前から西野達さんはハチ公で何かやりたい!と思っていたそうです。
2014年に受けたインタビューでこうおっしゃっています。
ハチ公でやりたいな、とは思ってる。一番有名だし、分りやすいし、東京の俺の家のすぐ近くだからね。でも、色々権利関係でハードルが高そうなんだよね~。
引用元:ARTalk
日本では屋外で何かしようと思うと、許可をとるのがものすごく大変だとか。
10年近く前からそんな風に思っていて、ハチ公生誕100周年で実現するなんてすごいなぁ。
一体どんなアートになるのか楽しみです!
アイデアは日々ストックしてあって一生かけても出来ないくらいのアイデアを持っているそうです。
【追記】
11月12日にハチ公アートが公開されました。
画像:BRUTUS Casa
ハチ公がベッドルームのベッドの上に座っています。
ハチ公が生まれた秋田の大館から、渋谷に20時間かけて移動してきた時に、弱ったハチを飼い主の上野教授が自身のベッドで休ませたというエピソードから。
混雑する渋谷ハチ公でのプロジェクトに許された時間は設営から撤収を含めて24時間だけ!
こんなことはもう二度とないかもしれませんね。
西野達の年収は?
西野さんの作品は巨大ゆえ、会期が終わったら取り壊して捨てるそうです。
作品としてはかなり巨大で費用もかなりかかってくるもの。
アーティストは自分の作品を売って収入を得て生活しているのが通常だと思いますが、西野さんは一体どんな風に収入を得ているのでしょうか。
西野達さんは展覧会に出た時の謝礼金と写真作品や書いた絵を売って収入を得ている。
あくまで例えばですが、デパートなどの展示会場に作品を出すレベルの芸術家の作品は一点3~10万前後が多いようです。
ひと月に10点売れたとしたら単純計算で月収30万~100万円。
しかしここから経費もろもろが出て行き、毎月こんな展示会があるわけではありません。
そうなると芸術家の年収というのは高い方ではないのかもしれません。
美術手帖オンラインでの芸術家年収アンケートの結果はコチラ
上記写真の作品は2020年に展示販売されていたものです。
1100ドルで販売されていたので、当時1ドル¥110前後。12万前後といったところでしょうか。
意外と安い?けれど運搬費用に設置費用考えるとそちらの方が高くつきそうですね。
あれ!?そうなると西野達さんの展示会って赤字じゃないの?
西野達の過去作品とかかった費用はどれくらい?
「ディスカバリング・コロンブス」
画像:CNN.co.jp
画像:CNN.co.jp
このニューヨークのコロンブス像を利用したアート「ディスカバリング・コロンブス」では総工費2億円ほどかかっているとか!
こうやって本物の像を使用して周りに足場を組んでアートを作るのが西野作品の特徴の一つ。
西野達さんのアートは大きさも費用も桁違いですね!ビックリです!
「一体誰が2億も出すの?」って気になりますよね。
このアートの主催がパブリック・アート・ファンドというニューヨークの芸術支援団体で、すべて寄付で成り立っているそうです。
寄付!?ニューヨークにはアートに大金を寄付する富豪たちがたくさんいるのがすごいです。
ヨーロッパやアメリカなどは日本よりずっとアートに対して寛容で理解があり、重要視されているのが分かりますよね。
全ての作品が寄付で成り立っていると考えられませんが、西野さんが海外で活動するのには、日本より海外の方が周りの理解だったり、資金繰りにしてもやりやすいというのがあるのかもしれませんね。
まとめ
今回は世界的アーティスト・西野達さんについて調べてまとめてみました。
・11月12日【情熱大陸】で西野達さんが出演。渋谷・ハチ公を使用した作品を公開。
・西野達さんの具体的な年収額は変動するため分からないが、基本は作品の写真や絵を売って収入を得ている。
・西野達さんの作品費用はかなり高額な事が多く、寄付によって成り立つ事もある。
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