小説家あさのあつこ著児童文学小説の「バッテリー」は延べ累計1000万部を超えるベストセラーとなりました。2007年には俳優・林遣都さん主演で映画化もされました。
今回は、そんなベストセラー作家のあさのあつこさんは現在どうされているのか。夫や子供はいるのかなど、これまでの経歴を辿りながら見て行きたいと思います。
あさのあつこ(小説家)プロフィール
本名 | 浅野敦子(女優の浅野温子と間違えられないようにペンネームを平仮名にする。) |
生年月日 | 1954年9月14日 |
出身地 | 岡山県英田郡美作町湯郷(現・美作市) |
出身校 | 岡山県立林野高等学校卒業→青山学院大学文学部卒業 |
あさのあつこさんは税理士の父親・肝(たける)、高校教師の母親・数世と3歳上の姉・いく子に9歳下の弟・望(現在、税理士)の5人家族でした。
忙しかった両親の代わりに母方の祖母・ぬいの存在があつこさんの寂しさを埋めてくれたそうです。
元々、旅館の女将をしていたぬいさんですが、あつこさんが物心つく頃には食堂『山陽亭』を切り盛りしており、あつこさんは良くお手伝いをしていました。
中学生という多感な時期にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ、アガサ・クリスティーの本に出会い虜になっていきます。
あさのあつこの経歴
小説家のあさのあつこさんは高校2年のときに、初めて30枚ほどの小説を書き上げる。
小説家になりたいという気持ちを秘めながら青山学院大学文学部へ入学と共に上京。
児童文学のサークルに入り、創作集を1年に1度作った後にやる批評会で、児童文学作家・後藤竜二氏(のちにあさのあつこさんを世に出すきっかけを作った)と出会う。
小説家になりたいと思いながらも、自信がもてず、地元に戻り臨時教師として働きます。
結局3年で退職し、25歳のときに歯科医院を開業する姉の同級生・征大と見合い結婚をする。
「専業主婦となり、これで思う存分小説が書ける。そう思っていたんですが、医院の受付や経理の仕事に追われて。1年後には長男、翌年には次男も生まれ、小説を書くなんて夢のまた夢でした」
引用元:週刊女性PRIME
その3年後には、長女も生まれ3人の子供の子育てに追われ、小説を書くことを諦めかけた時期でした。
恩師・後藤竜二から同人誌「季節風」が送られてきた事をきっかけに、後にデビュー作となった「ほたる館物語」を投稿します。
そしてあさのあつこさんが37歳の時に「ほたる館物語」が出版されました。
そして、あさのあつこさんの代表作となる「バッテリー」が平成8年の終わりに出版。
「バッテリー」は中学校入学直前の春休み、天才的な才能を持つピッチャー巧が転校した先でキャッチャー豪(たくみ)と出会い、最高のバッテリーを組む青春小説。
「大人やチームメート、仲間に影響を受け、変化して生き延びるのではなく、抗(あらが)うことで周りを変え、押しつけられた枠を食い破っても生きる少年の魂を描きたかった。
引用元:週刊女性PRIME
合計6冊からなる「バッテリー」は児童文学小説ですが、多くの大人達も読んで当時は反響が大きかった作品です。
漫画やアニメ化、NHKでのドラマ化の他、林遣都さん主演で映画化もされました。
なんと林遣都さんはこの映画で俳優デビューされています。今や実力派俳優のお一人ですよね。
引用元:映画.com
あさのあつこさんは現在も岡山県美作市で意欲的に小説の執筆をされてます。
あさのあつこの家族は?
あさのあつこさんの家族は歯科医の夫(征大)、長男、次男、長女の5人家族。
一体どんなご家族なのでしょうか。
あさのあつこの夫
あさのあつこさんは25歳の時に3歳年上で歯科医の征大さんと見合い結婚します。
長男、次男、長女と3人の子供に恵まれます。
現在、あさのあつこさんは69歳。ご主人は3歳年上で72歳ですね。
毎日、午前10時から午後5時ごろまで書いている。乗馬だ、二胡だと飛び回る夫から「あんたあかんやん。趣味を仕事にしてしまったから何もないやん」と言われるほど、とにかく書いている。
引用元:中国新聞オンライン
あさのあつこさんが執筆している間に、ご主人は趣味であちこち飛び回っているようですね(笑)
もしかしたらほぼ歯科医は引退しているのかもしれませんね。
ご主人は歯科医ですし、あつこさん本人も「バッテリー」の時に、ご本人が「想像できないようなお金が入ってきた」とおっしゃっているくらいなのでお金は不自由なく暮らしてらっしゃるのでしょう。
しかし、個人的な印象ですが、あさのあつこさんはいかにも裕福な暮らしをしています!といった印象ではなく、むしろ堅実な生活をされているなといった印象を受けました。
お孫さん達を楽しませる役割はご主人だそうです。
夏場なら、直径4メートルの巨大プールを用意したり、竹を切ってきて流しそうめん台を作っておいて、あとは興味の赴くままに自由に遊ばせているようです。
素敵なおじいちゃんですね。
あさのあつこの子ども
画像:イメージ
長男は東京在住の医療従事者。次男は岡山県内だが50キロほど離れたところに住んでいる。
長女さおりさんは車で5分の同じ町内に住んでいらっしゃいます。そして1歳から小6まで10人のお孫さん!
基本的に夏はこの3家族があつこさん宅へ集合するそうです。
あつこさんも長男次男はしっかり育てなければと最初、意気込んでいたそうです。
長男は塾へ送り迎え、夜食もせっせと作り、医学部に合格しました。応援したつもりでしたが、後で“重荷だった”と言われて愕然として。私も変な大人になっていたと反省しました。子どもの幸せより、意外に自分の見栄を優先していたのかなって。
引用元:週刊女性PRIME
そうですよね、自分が子供の頃に親に対して思っていた感情って忘れてしまっていますよね。
それを子育てしながら「あぁ、そうだった。そうだった。」と思い出す経験は多々あります。
あさのあつこさんはその教訓を活かし、三番目の長女さおりさんは自由にのびのび育てたのだそうです。
「高校を卒業するとき、“生まれ変わっても浅野さおりになりたい”と言われたときはうれしさが込み上げてきました。愛情ってもろ刃の剣ですね」
「思春期も友達みたいに何でも話せる母でした。おかげで私には、反抗期が1度もなかったんです。私は母のおかげでずっと笑って生きてこられました」
引用元:週刊女性PRIME
こんな事子供に言われたら嬉しくて泣いてしまいそうです。もらって一番嬉しい言葉ですね。
まとめ
今回はベストセラー作家・あさのあつこさんについて調べてまとめてみました。
・あさのあつこは現在も岡山県美作市で執筆している。
・あさのあつこは税理士の父親と教師の母親、姉、弟の5人家族。祖母の営む食堂で過ごす事が多かった。
・見合い結婚の後、3人の子供に恵まれる。
・子育てをしながら、執筆して37歳の時に「ほたる館物語」でデビュー。
・あさのあつこ代表作「バッテリー」は1000万部を超える大ヒット。
「バッテリー」は児童書ですが、大人が読んでも良いと評判の本です。子供と一緒に読んでもいいなと思いました。
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