あなたはどんな布団で毎日寝ていますか?予約しても4~5年待ち。愛知県名古屋市に店を構える創業64年の「丹羽ふとん店」の4代目・丹羽正行さん(72歳)と、息子で5代目の丹羽拓也さん(44歳)がそんな幻とも言える布団を作られています。一体どんな布団なのでしょうか。今からでも手に入れる事は出来るのか調べてみました。
丹羽ふとんのこだわり
「丹羽ふとん店」のふとんに対するこだわりは、「素材・技」。これがすべてです。熟練の目利きによって選ばれる良品な素材(綿)は、末長く使用出来る耐久性だけでなく、職人のアフターケアで何度でも蘇ります。
品種によって異なる綿の違いを見極め、丹羽ふとん店独自の綿の配合で作られるこだわり。
丹羽ふとんHPより引用
一連のふとん製作をすべて職人の手作業によって行うからこそ出来るきめ細かな気配りや調整によって、末長く心地の変わらないメンテナンス性の優れたふとんが出来上がるのです
綿布団とポリエステルの布団はどう違うの?
昔ながらの布団と言えば綿布団ですが、現代ではポリエステルを使用した布団が安く手に入るようになり多く出回っています。我が家では綿の敷布団に羽毛の掛布団を使用していますが、個人的にはそれぞれメリット・デメリットがあるので自分に合った方を選ぶのがいいのかなと思います。
【綿布団】
メリット・保温性と吸湿性が良い(冬は暖かく、夏は涼しく)
・天日干しすると水分が蒸発して、ふっくら感が回復し、暖かさや吸湿性も回復。
・打ち直しで蘇るメンテナンス性、末長く使用出来る。
デメリット・定期的に定期的に天日干ししないとジメジメして、蒸れる。
・他の素材に比べて重く、水分を吸うとさらに重くなる。
【ポリエステル】
メリット・保温性は綿ほどではありませんが、そこそこ暖かく、綿よりも低価格。
・軽いため布団をしまったり、洗濯したり、干す場合は助かる。
・綿のように綿ホコリがすくなく、アレルギー持ちの人にはありがたい。
・防ダニ、防カビ、抗菌防臭加工などさまざまな加工を施したものがある。
デメリット・吸湿性がほとんどない。
綿の布団の何が一番いいかと聞かれると、天日干しした布団に顔をうずめるとお日様の匂いがして、ふんわりした触感が最高なんですよね。多くの人がホッとする瞬間だと思います。
丹羽ふとんの購入方法
商品のサイズ・心地をご依頼されてからの完全受注生産で行っているそうですが、1日で製作できるふとんの枚数は3枚程度であり、現在木綿ふとんは2016年〜2017年のご注文を仕立てているそうです。(2022年現在)
その為現在は予約を停止中。予約再開は未定ですが、再開時はウェブサイトにてお知らせいたしますとの事。
うーん。うまく注文再開時に注文出来たとしても、手元に届くのはいつの事やらといった感じです。
価格は掛布団¥31,900~、敷布団¥33000~(税込)受注生産なので相場よりお高めかもしれませんが、一つ一つ手作業で作られる丹羽ふとんは、素材選びから始まり、厳選した素材作り(木綿の独自配合)を経て、心地を重視した美しい形で仕上がります。
すべて熟練した職人による丁寧な技によって形成されるふとんは、型崩れしにくく美しさを保ち、へたりにくく心地を保つ、長期の耐久年数を兼ね備えた極上のふとんとなるそうです。
丹羽ふとんへはコチラから
お急ぎでない方は丹羽布団さんの受注再開を待ってもいいかと思いますが、そんなに待てないなぁという方に丹羽親子が日本一となった全国の職人が集まる技能グランプリで同じくグランプリに輝いた職人さんを探してみました。
技能グランプリの優勝者の布団店
令和3年 第31回技能グランプリで優勝 葛谷 芳乃さん
ふとんの水谷 静岡県湖西市新居町新居745-1ファミリープラザあらい内 tel.053-594-6376
詳しくはコチラ
平成31年 第30回技能グランプリで優勝 坂部 恵子さん
ふとんのタツネ 愛知県岡崎市菅生町字菅生40-2 tel.0564-22-1212
詳しくはコチラ
技能グランプリは全国のすべての職人さんが参加しているわけではありません。
しかしその大会で出るという自信を常日頃の腕磨きから持ち得ており、さらにはそこで優勝するという事は高い技術を持っている人だと分かる一つの判断材料になります。
以前にいつもお願いしていた布団屋さんに敷布団の打ち直しをお願いして、しばらく使用していたら中の綿があっという間にボリュームが減りぺったんこになってしまいました。(今までそんな事がなかったのに)
きっとやり方はいつも通りだったのでしょうが、綿の種類や質がいつもと違っていたのでしょう。そういった材料を見極める目も職人さんの力量なんですよね。綿の布団は打ち直せば長く使用できますし、天日干しすればフカフカで最高です!技術の高い職人さんにメンテナンスをお願いする事が出来たら安心です。
まとめ
ストレスフルな現代で睡眠の質の向上が注目される中で、毎日お気に入りの布団で気持ちよく眠る事が出来たら身体も心も少しでも健やかに過ごせるのではないでしょうか。
個人的には綿の布団が好きなので、丹羽ふとんの綿布団で一度は眠ってみたい!と思いますが(なんせ雲の上にいるような寝心地らしいので)綿でもポリエステルでも自分に合った布団で眠りたいものです。
今日も読んで頂きありがとうございました。
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